帰り道の幽霊
まじか こんなに早く
世界は釣瓶落とし
サドルに跨り急ぐ
バイト終わりの帰り道
並木の黄色を渡って
切った風は少し肌寒く
馴染みの道の この景色
ああ 嫌だな
また出会ってしまったな
枯れたあじさいの横で
マフラー巻いた君が行く
僕は追いつく 君の背中に
おどかすように抱きしめた
自転車は進む 独りの暗闇に
また何度でも浮かぶ影法師
もう追いつけないのに
忘れられないなら
忘れずにいよう
この冬が明けるまで
慰めるように差す月明かり
この冬が明けるまで
世界は釣瓶落とし
サドルに跨り急ぐ
バイト終わりの帰り道
並木の黄色を渡って
切った風は少し肌寒く
馴染みの道の この景色
ああ 嫌だな
また出会ってしまったな
枯れたあじさいの横で
マフラー巻いた君が行く
僕は追いつく 君の背中に
おどかすように抱きしめた
自転車は進む 独りの暗闇に
また何度でも浮かぶ影法師
もう追いつけないのに
忘れられないなら
忘れずにいよう
この冬が明けるまで
慰めるように差す月明かり
この冬が明けるまで