人は、絶望に抗うために希望を見つける。
その希望はいつだって光るものじゃない。
でも、誰かが求めたら光らなくちゃいけない。
悲しみも糧として、喜びを進む力として。

人が人と分かり合えないから争いは起こる。
誤解なく分かり合うことができたとしても、きっと認め合うことはできないだろう。
無駄な命はない。一つ一つに意味があって、価値がある。
鼓動に応えるその願いこそ、人が向き合わなくちゃいけないんだ。

悲しむ世界が来ないように、絶望を振り払う希望を持てるように。

命は簡単に消えてしまう。地球の寿命からすれば、人の命など儚いものだ。
それでも、存在した意味を人に見せなきゃならない。

まだ終わりじゃない。それでも戦うんだ。だから進み続けるんだ。

この空に広がる光が、散りばめられた願いが、人の未来を作っていく。

■作者メッセージ
人の未来に意味の無い歴史なんてない。
その一秒一年に、存在した意味を残して、託していく。
人の未来を作り、変えていくのはいつだって人の起こす奇跡なんだ。