引き金に手をかけた時の
冷たく凍った感覚だ
君の頭を覗くだけで
言の葉が口を塞いだ

鏡の中を見つめた時の
遠くを見つめる眼差しだ
僕の心に問うだけで
目の前に闇が指した

氷を砕いて 暗闇を破って
一握りの時間が待っている
後悔も 絶望も
別の道に置いてきた


引き金に覚悟を込めた時は
心臓が高鳴っていた
君の声を聞くだけで
言の葉は喉から溢れた

鏡の奥を見つめた時の
自分が遠のく感覚だ
ボクの心がさ迷って
見えないものに囚われた

止まない雨も 止まらない涙も
今の君には仮初の悲しみだ
後悔も 絶望も
心臓に焚べる感情だ

氷が溶けて 暗闇が晴れて
一瞬の永遠に眩んだ
call me now,break clock hands.
don't cry restart to the end.
今を変えるのは君だ

■作者メッセージ
人を想うばかりに自分を蔑ろにしてしまう。それはきっと、自分が分からなくなった言い訳だろう。
誰だってそうなる時がある。しかし、そんな自分を打ち破れるかどうかは、過去や未来にどれだけの価値を見出してるかで別れるだろう。
今で終わらしたくないなら動き出すしかない。