ポエム
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優しい時間
われ知らず キミを抱きしめる腕に
力が強くこもってゆくのを
頭の隅で意識していた
唇はさっきからふさいだままで
キミの言葉を押しとどめている

 女の子の方からなんて
 言わせるわけにはいかないさ
 この唇を離したらすぐに
 僕からきっぱり切り出そう

長く短く通り過ぎてゆく
僕たちだけの優しい時間
部屋の灯りは暗くおさえて
スローなメロディが低く流れて
唇はまだ合わせたままで…
23/11/05 19:56更新 / 春原 圭



談話室



■作者メッセージ
こんなシチュエーション、何年前だろう。

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