キミの四季
春を告げる やわらかな風は
まるでキミの吐息のようです
木もれ陽の中 静かに微笑む
細い肩 抱き寄せたらこわれそうで
腰まである長い髪をなびかせながら
優しい香り 甘く漂ってきました
夏を飾る あたたかな風は
まるでキミのファイトのようです
ヨットの上 マストいっぱいに
青い水平線をしっかり見据えて
降り注ぐ陽射しにきらめくのは
波を映し出す その瞳ですか?
秋を彩る 清らかな風は
まるでキミの横顔のようです
銀杏並木 黄色に映える
赤いベレーにピンクのブックカバー
文学少女の心にふわり
一瞬のとまどい 見逃さないで
冬を伝える 冷ややかな風は
まるでキミの哀しみのようです
涙ひとつぶ 氷ひとつぶ
木枯しにふるえるそのからだを
僕のぬくもりでは足りませんか?
鈍色の雲 厚く立ち込めて
四季おりおりの さまざまな風は
まるでキミのすべてのようです
時に優しく 時に冷たく
僕の心に吹き寄せるたびに
切なさを小刻みに揺らしながら
見つめる視線 気づいてください
まるでキミの吐息のようです
木もれ陽の中 静かに微笑む
細い肩 抱き寄せたらこわれそうで
腰まである長い髪をなびかせながら
優しい香り 甘く漂ってきました
夏を飾る あたたかな風は
まるでキミのファイトのようです
ヨットの上 マストいっぱいに
青い水平線をしっかり見据えて
降り注ぐ陽射しにきらめくのは
波を映し出す その瞳ですか?
秋を彩る 清らかな風は
まるでキミの横顔のようです
銀杏並木 黄色に映える
赤いベレーにピンクのブックカバー
文学少女の心にふわり
一瞬のとまどい 見逃さないで
冬を伝える 冷ややかな風は
まるでキミの哀しみのようです
涙ひとつぶ 氷ひとつぶ
木枯しにふるえるそのからだを
僕のぬくもりでは足りませんか?
鈍色の雲 厚く立ち込めて
四季おりおりの さまざまな風は
まるでキミのすべてのようです
時に優しく 時に冷たく
僕の心に吹き寄せるたびに
切なさを小刻みに揺らしながら
見つめる視線 気づいてください