ポエム
[TOP]
観覧車にすればよかった
埠頭の公園を選んだことが
大きなミステイクだったんだね
気分が悪くなったキミとふたり
潮風になぶられた遊覧船

 観覧車にすればよかったよ
 キミの暮らす街 見下ろしながら
 観覧車にすればよかったよ
 僕たちだけの澄んだ空高く

最後に無口になっちゃった時
こうなるような予感がしてたんだ
秘密の笑い話にするには
あまりにも絆が足りなかったね

 あの日 よしといた観覧車に
 傾いてきた陽射しが照り映える
 一瞬 細めた僕の瞳の奥で
 キミが寂しく微笑んだ気がした
23/10/19 16:50更新 / 春原 圭



談話室



■作者メッセージ
後で嘆いても…、だけど。

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c