ポエム
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遠いあの日の青い空
今 道を訊かれた老紳士に
老婦人は初恋の人をだぶらせてた
出会うたび 胸を高鳴らせつつ
ついに声をかけられなかったあの人
卒業の後 あの人を乗せて
去ってゆく列車を追いながら
大きな声で名前を呼んだ人
抜けるような青い空の下
初恋を乗せた列車は去って行った
あの人はもう死んでしまったかしら
それも今は懐かしい想い出──

 ──今 道を尋ねた老婦人に
 老紳士は 旅立ちの日の列車を
 追ってきた少女をだぶらせてた
 今日と同じ青い空の下
 あの子はもう死んでしまったろうか
 それも今は 懐かしい想い出…
26/01/19 13:09更新 / 春原 圭

■作者メッセージ
いつまでも空を見上げて 老人はあの頃を思い出すのだろう…

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