プレート・テクトニクス
友達半分 残り半分を
超える勇気がなかなか出なくて
何となくなふたりでいるうちに
ある日 いつものようにキミの部屋
「よっ!」てな感じで上がり込むと
煙草ふかした見知らぬ男
差し入れの肉まん 床に落として
僕は茫然と立ち尽くしたよ
この大地だって不動じゃない
たえず無数のプレートがうごめき
ガツンとぶつかり合った拍子に
かなり派手に揺らいだりもするのさ
「すわんなよ」座布団出しながら
キミは悪びれずに言うけれど
ずいぶんとなめられたもんだなと
僕のマグマは爆発寸前さ
優柔不断に焦らせすぎた
非は僕の方にあるんだなんて
気づくゆとりは到底ありもせず
何食わぬ顔のキミが憎らしい
それじゃダメなのわかり切ってて
現状維持に固執するのはなぜ?
プレートの動き 見過ごしてるうち
激震に打ちのめされる愚かさ
地すべりと断層と大津波
凶暴な衝動にかられそうな
そんな僕を眺めるキミの瞳に
心なしか残忍さがにじむ
見知らぬ男は平然として
煙草をふかし続けるばかり
キミもきっとプレート・テクトニクス
お互いの大地がずれたのでしょう
超える勇気がなかなか出なくて
何となくなふたりでいるうちに
ある日 いつものようにキミの部屋
「よっ!」てな感じで上がり込むと
煙草ふかした見知らぬ男
差し入れの肉まん 床に落として
僕は茫然と立ち尽くしたよ
この大地だって不動じゃない
たえず無数のプレートがうごめき
ガツンとぶつかり合った拍子に
かなり派手に揺らいだりもするのさ
「すわんなよ」座布団出しながら
キミは悪びれずに言うけれど
ずいぶんとなめられたもんだなと
僕のマグマは爆発寸前さ
優柔不断に焦らせすぎた
非は僕の方にあるんだなんて
気づくゆとりは到底ありもせず
何食わぬ顔のキミが憎らしい
それじゃダメなのわかり切ってて
現状維持に固執するのはなぜ?
プレートの動き 見過ごしてるうち
激震に打ちのめされる愚かさ
地すべりと断層と大津波
凶暴な衝動にかられそうな
そんな僕を眺めるキミの瞳に
心なしか残忍さがにじむ
見知らぬ男は平然として
煙草をふかし続けるばかり
キミもきっとプレート・テクトニクス
お互いの大地がずれたのでしょう
25/07/24 11:04更新 / 春原 圭