ひとり波枕
ひとり小舟に寝転んで
ぼんやりと空を眺めてた
ゆらりゆらりと揺れながら
まばゆくて目を細めてた
薄曇りの真っ白い空は
夢を映し出すスクリーン
暖かな風と潮の香りに
包まれながら漂っていた
貴方から教わった多くのこと
今も心に強く持っています
勉強なんて全然しないで
悪さばっかりはたらいて
ずいぶん貴方をてこずらせてきた
貴方が逝ってしまって初めて
僕は自分に対する厳しさと
他人への優しさを知りました
莫迦ばっかりやってたようだけど
あれはあれで充実してたのかも
いたずらっぽい目くばせの中に
俺たちの若さ 輝いてたぜ
年月は はるかに流れて
背広とワイシャツと七三分け
押し殺すことばかりの日々
卒業を理由にはしたくない
離れても心ひとつでいたい
僕たち そう誓い合ったね
ふくらみ始めた桜の木の下
何となく年月は流れて
何となく連絡が途絶えて
何となく想い出が薄れて
そんな夢ばかり見てたら
舟酔いで気持ち悪くなってきた
一発吐けば楽になるのだけど
僕は懸命にこらえてた…
ぼんやりと空を眺めてた
ゆらりゆらりと揺れながら
まばゆくて目を細めてた
薄曇りの真っ白い空は
夢を映し出すスクリーン
暖かな風と潮の香りに
包まれながら漂っていた
貴方から教わった多くのこと
今も心に強く持っています
勉強なんて全然しないで
悪さばっかりはたらいて
ずいぶん貴方をてこずらせてきた
貴方が逝ってしまって初めて
僕は自分に対する厳しさと
他人への優しさを知りました
莫迦ばっかりやってたようだけど
あれはあれで充実してたのかも
いたずらっぽい目くばせの中に
俺たちの若さ 輝いてたぜ
年月は はるかに流れて
背広とワイシャツと七三分け
押し殺すことばかりの日々
卒業を理由にはしたくない
離れても心ひとつでいたい
僕たち そう誓い合ったね
ふくらみ始めた桜の木の下
何となく年月は流れて
何となく連絡が途絶えて
何となく想い出が薄れて
そんな夢ばかり見てたら
舟酔いで気持ち悪くなってきた
一発吐けば楽になるのだけど
僕は懸命にこらえてた…