ポエム
[TOP]
野菊 捧げん
野菊の花の かなしきは
さらなることと 言ふものの
堰敢へどなほ あふれくる
我が哀しみの たけきかな
かほど優しき 花なれど
やがて枯れぬる ものなりき
されどもいかに 嘆けとて
棺に萎へたる 亡骸は
もはや答へじ ものなれば
せめてぞ君が 枕辺に
野菊一輪 手向くべし
君が面影 しのぶべし
25/03/15 17:53更新 / 春原 圭



談話室

■作者メッセージ
『野菊の墓』なんて最近の若い世代にも読まれてるのかな?

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c