ポエム
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シリウスの瞳
葉もすっかり落ちた並木道
吐息も凍る宵闇の中
突然キミは立ち止まって
「ねえ 見て」と うれしそうに
南の空を指差した

 ──シリウスだ…
 相変わらず あいつは
 憎らしいくらい超然と輝いてやがる

蒼白いその光を じっと見つめるキミ
その 澄んだ大きな瞳に
あいつの輝きが 鮮やかに映る
そうさ キミの瞳は あいつの分身さ
シリウスの輝きを瞳の奥にたたえて
今夜のキミは とても眩しいぜ
25/02/06 20:07更新 / 春原 圭



談話室

■作者メッセージ
星が好きだった女の子に、こんな気持ちを抱いた時もあったな…、10代の頃に。

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