ポエム
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明日は檜に
檜になったそのあとにどんな
空虚な風が漂ってるかなんて
翌檜には決してわかりはしない
だからこそ輝いていられるんだ
切り倒されて削られる生き方
それもいいんじゃないなんて斜に構えて
北側でひょろっとしてるやつより
すくすくとそそり立って行けるんだ
所詮 檜になれやしないこと
朽ちて初めて悟るのだろう
でもきっと悔やんだりはしないよね
明日は檜にの夢多き日々を
誇らしく胸に抱きながら
次は檜に生まれようと誓って
静かに土へ還って行くのだろう…
24/12/11 16:08更新 / 春原 圭



談話室

■作者メッセージ
いくつになっても、夢は見ていたい。たとえ実現不可能であっても…。

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