ポエム
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ハートブレイク・サウナ
さよならを告げたいきおいで
駆け込んだ 街のサウナルーム
頬つたうのは涙じゃないやい
おじさん ひとりにしておくれ

 ひたすら無表情を装ってた
 僕の精一杯の意気がりは
 キミには愚かに映るだろうか

摂氏90度の灼熱は
容赦なくあざ笑うようでもあり
あたたかな優しさのようでもあり

 哀しい走馬燈が駆けめぐる
 脳裏にゆれる陽炎のキミは
 それでも愛らしく微笑むばかり

頬つたうのは涙じゃないやい
キミへの想い 吹き出てしまえ
流れては落ちる汗と一緒に
天使の笑顔 こぼして散らせ
24/11/25 14:41更新 / 春原 圭



談話室



■作者メッセージ
このやるせなさ、サウナなんかじゃ整わない…。

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