ポエム
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沈む季節
安手の恋愛ドラマみたいに
キミをいきなり抱き寄せてキッス
そんなわけにはいきませんよね
ついに打ち明けられないままに
お別れの日を迎えた僕たち

 ポケットの中の四次元空間
 伝えたい想い 詰め込んだまま
 こんな 土壇場のギリギリになって
 取り出したりしちゃ 卑怯ですよね
 ふたりで歩く 最後の帰り道

まるで また明日逢うみたく
いたって普通にさよなら言って
キミの背中を見送る方向
想い出色の夕陽と一緒に
何か 大切なひとつの季節が
沈んでゆくような気がしてたよ
24/07/22 19:46更新 / 春原 圭



談話室



■作者メッセージ
そんな時代もあったね…、と。

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