ポエム
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深夜の境内にて
誰もいない深夜の境内

街灯から抜け出した闇の中

佇んだ空を見上げながら

人以外の気配を感じてみる

そんなものいないってさ

私の大人は怖がってばかり

いるかもしれないよってさ

私の子供は胸踊らせるばかり

たった一メートル先の木々すら

何と踊って歌ってるのか

雑踏の無い不自然な静けさと

此処にしか聞こえない騒がしい無音

光の側では見えていなかった星空

こんなにも深い闇が無かったら

きっと私は静かな夜に寝れもしない

誰もいない深夜の境内

人でいること忘れられる一瞬

人でいなければいけないことを

静かに忘れてしまえる一瞬
23/01/02 00:17更新 / SacHi



談話室



■作者メッセージ
何にも見えない暗さだから
かえって余計なことも考えないですむ

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