ポエム
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夕陽の中の記憶
駅の喧騒
慌しく流れる人の群れ

ホームを赤く染め上げる夕陽
ビルの向こうへ沈む数分間

誰かが遺した記憶たちが
影を成して擦れ違う

忘れられることなんて知らないで
今を流れる

存在しない記憶の亡霊
触れられない掌

まだいかないで

陽が沈む
また消えていく
21/09/13 22:20更新 / 詩音



談話室



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