ポエム
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風と野原
おかしい

雲一つない快晴、残暑の昼下がり
先程まで脳天を突く勢いで一陣の矢を向けていたはずの陽の光が、優しく私の頭を撫でている

うねる大樹、ざわめく葉群、腰掛けたベンチは落ち着いた茶色に、さらなる木の陰を落として、天然のコテージを形成している。

潮から遠く離れた公園にも、涼しい風が吹く
残された夏、帰り道を忘れた夏の暑さは
まだ山の麓で、一息をついているようだ



シドニーの自然公園にて
25/08/02 00:44更新 / しゃぼん玉

■作者メッセージ
2月ごろにシドニーに行きました
お土産に逆向きの世界地図買うの忘れて悲しい

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