ポエム
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名も無き人々
心臓を針で突かれるような
そんな感傷を抱えながら
自殺者が線路に飛び込むスピードで
真っ黒な夜が過ぎて行く
復讐に燃えたぎる心はいつだって
人を窮屈な方へ
終点の袋小路へと導いて行く
いつかの嘲笑が
いつかの罵声が
いつかの無関心が
数多の人々を傷つける大義に
僅かな親切を裏切る免罪符に
より卑屈な心が
より不幸を願う悪循環
遂には追い詰められる断頭台
それでも弱音を吐けぬ強情に
諦観にも似た笑いを被せては
今日も何処かで集う
名も無きアイロニー
臆面もなく断罪した
20/06/05 01:45更新 / ぼんくらなぼく



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