桜の森の満開の
桜の森の満開の下で
出逢いと別れを繰り返し
振り返りたくない思い出と
噛み締め続けたい思い出を
積み重ね歩き続けて幾星霜
積もり積もった花びらは
ぼんやり眺めれば綺麗であるけれど
ふとかがみこんで手のひら一杯に掬い上げて見てみると
数多の人々に踏みつけられ萎びていったものばかり
いま私の手のなかにあるこの花びら一枚一枚のように
遠目に見れば幸せで
近くで見れば傷だらけ
そんな人で溢れかえっているであろう春の東京
面映ゆい思い出も
人知れず散っていった感傷も
ひゅっと通り抜ける春の風にのせ
みんながみんな新しい一歩を踏み出せたら良いのにと
そんな杞憂に浸りながら
桜の森の満開の上
広がっているであろう青空を
仰ぎし私は何処へ行く
出逢いと別れを繰り返し
振り返りたくない思い出と
噛み締め続けたい思い出を
積み重ね歩き続けて幾星霜
積もり積もった花びらは
ぼんやり眺めれば綺麗であるけれど
ふとかがみこんで手のひら一杯に掬い上げて見てみると
数多の人々に踏みつけられ萎びていったものばかり
いま私の手のなかにあるこの花びら一枚一枚のように
遠目に見れば幸せで
近くで見れば傷だらけ
そんな人で溢れかえっているであろう春の東京
面映ゆい思い出も
人知れず散っていった感傷も
ひゅっと通り抜ける春の風にのせ
みんながみんな新しい一歩を踏み出せたら良いのにと
そんな杞憂に浸りながら
桜の森の満開の上
広がっているであろう青空を
仰ぎし私は何処へ行く