ポエム
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ガラスの小箱
ガラスの小箱に乗ったのは
幾つのことであったのか
ガラスの小箱を望んだのは
一体誰であったのか
キラキラ光り透き通る
ガラスの小箱は清潔で
揺れることなく音も無く
ただ淡々と登り行く
手をのばせば届くかと
現実が行き過ぎる
いつかきっとと決意する
現実を見下ろして
ただ健やかに退屈に
汚れを知らず清らかに
ガラスの歪みに気付くことなく
一人前に胸をはる
25/09/05 21:32更新 / 中谷紅子

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