珈琲
白いマグカップの中に広がるその黒い円が、宇宙なのだと思った。
静かに広がり、深くて、何もないようでいるが、
中には無数のものが沈んでいるのだろう。
どこか寂しいが、少し落ち着く。
そんな珈琲が、宇宙なのだと思った。
ぼくも君も、そして彼も、この中にいるのだろうか。
今日の珈琲は、少し温い。
静かに広がり、深くて、何もないようでいるが、
中には無数のものが沈んでいるのだろう。
どこか寂しいが、少し落ち着く。
そんな珈琲が、宇宙なのだと思った。
ぼくも君も、そして彼も、この中にいるのだろうか。
今日の珈琲は、少し温い。
25/07/22 16:24更新 / 空想狐