ポエム
[TOP]
二十日ネズミ
二十日ネズミがクルクルと回ってる
休日のペットショップの風景
皆んな幸せそうに笑ってて
誰1人私の事なんて気にしていない
傍でひっそりと
ランダムに置かれたペット用品
少し悲しげに見えたのは私だけ?
だんだん人も少なくなって
けれどもまだ何となく離れがたくて
出口に向かう人の波をぼんやり眺めて
もう少しだけ見ていたいと思う
買いたいわけでもないのに何となく見てる

お店を出て1人歩く
見慣れない景色を眺めながら歩く
ただ、ぼんやりと歩いて
いったいどこに向かっているのか
どうやってここまで来たのかわからず
怖くなる…
悲しみに暮れて振り返る
でももう今きた道はない
まるで何事も起こらなかった様に
付き纏うのは自分の影だけで
テールライトが遠くに見えているのに
ルートを見つけることが出来ない
25/02/11 00:12更新 / 硝子の猫



談話室

■作者メッセージ
昨日大好きな人から電話をもらった
声が聞けて幸せだったな
でも他の人も居たから
嬉しいって言えなくてとても残念だった
ずっと声を聞いていたかった
名前を呼んで欲しかった
大好きって伝えたかった
今夜は眠れそうもない…

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c