ポエム
[TOP]
一握りの希望
だからこそ忘れられない
息苦しさに目を覚まして 
手を焼く 狂おしい程の情愛
放浪する 朝靄の中
白い息だけがはっきりと見える
息吹を あの熱い息吹を感じたい

唇にそっと指を添わせた
燃える様な あの熱い唇を思い浮かべ

輝は幻だったのか
ランダムに そして規則的に波打つ

だからこそ忘れられない
靄の中を彷徨う様に
移ろう季節を置き去りにして
目覚めぬ 行ったり来たりの夢現を

次に何が起きるのか
苦しくて目覚め
白く霞む遠い場所へ
手に一握りの希望を持って
25/02/08 09:46更新 / 硝子の猫



談話室

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c