汚れたパレット
そこでどんなことに出会い
君はチューブを握ったのだろう
そこで試しあがいたりして
君はどんな色を見つけたのだろう
そこでどんなことに惹かれ
君はなれない色にくじけただろう
そこで消えない色に囲まれ
君も泣いたり怒ったりしたのかな
時の水に 洗わないでいて
筆跡のついた
汚れたままのパレットでいて
包み隠さず 僕と向き合っていて
一面に散らかった色たちは
君が生きた結晶
まだ若い僕らは まだこの人生に
心の自画像を上手く描けなくて
震える筆先は 葛藤する筆先は
まだパレットの上で
さまよいながら 行き場を探している
そこで拭えない色にとまどい
君も涙したり 痛んだりしたのかな
そこで迷いあがいた挙げ句
君はひとつの色に辿り着いたのだろう
時の水に 洗わないでいて
筆跡の残った
汚れたままのパレットでいて
包み隠さず 僕と向き合っていて
片隅で濁った色でも
使える時が 必ず来る
一面に濁った色でも
それが君の優しさを作った
君はチューブを握ったのだろう
そこで試しあがいたりして
君はどんな色を見つけたのだろう
そこでどんなことに惹かれ
君はなれない色にくじけただろう
そこで消えない色に囲まれ
君も泣いたり怒ったりしたのかな
時の水に 洗わないでいて
筆跡のついた
汚れたままのパレットでいて
包み隠さず 僕と向き合っていて
一面に散らかった色たちは
君が生きた結晶
まだ若い僕らは まだこの人生に
心の自画像を上手く描けなくて
震える筆先は 葛藤する筆先は
まだパレットの上で
さまよいながら 行き場を探している
そこで拭えない色にとまどい
君も涙したり 痛んだりしたのかな
そこで迷いあがいた挙げ句
君はひとつの色に辿り着いたのだろう
時の水に 洗わないでいて
筆跡の残った
汚れたままのパレットでいて
包み隠さず 僕と向き合っていて
片隅で濁った色でも
使える時が 必ず来る
一面に濁った色でも
それが君の優しさを作った