無題
新しい詩をかきたい
真っ白だけれど空っぽじゃなく
真っ黒だけれど汚れていない
新品のグレーのセーターをおろした朝に
淹れるコーヒーをのぞきこむと
濁って底は見えない
でも僕は安堵している、ずっと
ずっと前から
きみに会えるような気がしている
ずっと前から
きみに会ってもなにも起こらない
そんな気がしている
ずっと前から
僕はそんな詩がかきたい
真っ白だけれど空っぽじゃなく
真っ黒だけれど汚れていない
新品のグレーのセーターをおろした朝に
淹れるコーヒーをのぞきこむと
濁って底は見えない
でも僕は安堵している、ずっと
ずっと前から
きみに会えるような気がしている
ずっと前から
きみに会ってもなにも起こらない
そんな気がしている
ずっと前から
僕はそんな詩がかきたい