ポエム
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劇的な急展開
毎日同じことの繰り返し
時間に追われ 世間にもまれ
通勤途中の満員電車では加齢臭と口臭と香水の匂いで
鼻がもげそうだ


夏にはギラギラ燃え上がる太陽とそのアスファルトの照り返しで
汗だくだく喉カラカラ

冬には震え上がりそうな北風に左へ右へ頼りない体が揺らいでる


職場に行けば上司には抑え付けられ部下からは突き上げられ
同期には先を越される 

ストレス発散方法として夜には浴びるように酒を飲み
風呂も入らず寝ちまう始末

二日酔いで翌日朝は頭の回転が悪い

酔いがさめかけたランチの買い出し
隣の席の小島君から突然の合コンの誘い


そこから美しく優しい一輪の花のような女性との劇的な出会い
目くるめく急展開 3か月のスピード結婚 
新たなる人生の第二章へ


25/05/05 23:54更新 / 奪えない希望



談話室

■作者メッセージ
僕は今現在病気の症状で仕事すらできてない状況下なので
この詩の主人公は出会いがなかったとしてもまだマシです。
働かないと劣等感の塊になる。
こんなの読んでくれてありがとうございました。

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