さぼり
大学に出るのが気乗りしなかったから
家を出て、どこでもない場所をぶらぶらしていた
空に白い雲が悠然とたなびいていて、
私は最近本でかじった「悠久」という言葉を思いうかべた
(ゆうきゅう ユーキュー ゆっきゅー)
俗な私の身の丈には合わないねこの響き
なおも空を見ながら、空は遠いなと思った
結局のところ生には何もありはしない
人がさいごに目にするのもこれなんだ
それからふたたび、きれいだと思った
その人の心の空しさを反映するかのように
透明で、誰の手にも触れず、何でもない
その無意味さはしずかでうつくしい
私の言葉もそうあったら素敵かな
うるさい蠅のようにそう思った
家に戻ってから、溜まっている課題を少し済ませた
今日もはてはて終わった
家を出て、どこでもない場所をぶらぶらしていた
空に白い雲が悠然とたなびいていて、
私は最近本でかじった「悠久」という言葉を思いうかべた
(ゆうきゅう ユーキュー ゆっきゅー)
俗な私の身の丈には合わないねこの響き
なおも空を見ながら、空は遠いなと思った
結局のところ生には何もありはしない
人がさいごに目にするのもこれなんだ
それからふたたび、きれいだと思った
その人の心の空しさを反映するかのように
透明で、誰の手にも触れず、何でもない
その無意味さはしずかでうつくしい
私の言葉もそうあったら素敵かな
うるさい蠅のようにそう思った
家に戻ってから、溜まっている課題を少し済ませた
今日もはてはて終わった