ポエム
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さぼり
大学に出るのが気乗りしなかったから
家を出て、どこでもない場所をぶらぶらしていた
空に白い雲が悠然とたなびいていて、
私は最近本でかじった「悠久」という言葉を思いうかべた
(ゆうきゅう ユーキュー  ゆっきゅー)
俗な私の身の丈には合わないねこの響き
なおも空を見ながら、空は遠いなと思った
結局のところ生には何もありはしない
人がさいごに目にするのもこれなんだ
それからふたたび、きれいだと思った
その人の心の空しさを反映するかのように
透明で、誰の手にも触れず、何でもない
その無意味さはしずかでうつくしい
私の言葉もそうあったら素敵かな
うるさい蠅のようにそう思った
家に戻ってから、溜まっている課題を少し済ませた
今日もはてはて終わった
24/01/16 05:51更新 / あののの



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