ポエム
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星の夢
星は夢を見るのだろうか
そらという大きなベッドのうえでキラキラ瞬いている
お前はみんなの夢をその輝く光ですくいあげ
夜空に散らしてどんな夢を見るのだろうか

ある者は言う
遠く貧しい子供たちが見た
テーブルから溢れるほどの食べ物の夢を見てるのだろうと
ある者は言う
親を亡くした子供が見た
優しく抱き上げ口づける柔らかな乳と石鹸の匂いがする
母の夢を見ているのだろうと
ある者は言う
恋に破れた遠い異国の乙女の
波の狭間を漂う甘い恋心の夢を見ているのだろうと

地上を走るチーターのように風に乗り
森を歩く象のように悠々と歩き
海の底まで届く大きな体をうねらせるクジラのように泳ぎ
空をどこまでも自由に誇り高く飛ぶコンドルのように果てしなく
星は生命を持つ者達の夢を紡いでどこまでも広がり散らばっていく

それはさながら喫茶店の冷たいソーダ水のように
どこまでもどこまでも果てしなく湧き上がる
星の夢はどこまでもつづく

ああ、お前、命の輝きをいだくお前
いつかの日に天に輝く星の一つになったお前
お前はどんな夢を見ているのだろう
できるならその中に私の夢も混ぜてはくれないだろうか
25/08/04 23:26更新 / 天野ほし

■作者メッセージ
初めまして、人生で初めて詩を書きました。
拙い作品ですがよろしくお願いします。

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