ポエム
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秘密の契約
いつもの散歩道を歩いていると
少し先に落ち着きのない小学生男子

どうやら彼は
アパートの面格子の隙間に
何かを差し込もうとしているらしい

こちらに気づいた小学生男子は
しまった!という表情

すかさず私は
君の味方だよとアイコンタクト

この間約1秒
周りの大人たちには気づかれないよう
私たちは秘密の契約を交わしたのだった


散歩道の復路で
男子のいた場所を覗いてみると
平らげられた猫缶がぽつり

男子はやり遂げたようだ
私も猫が好きだ





22/04/27 23:39更新 / あまねクロニクル



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