ポエム
[TOP]
カメムシの匂いと俺
雨上がりのシケた道を歩いていると
胸がざわつくあの匂い

カメムシよ
お前は存在が強くていいな

それに比べて俺は
去年の秋から大学に行けなくなり
皆んなの心から存在を消している

1番の親友だと思っていた奴が
ベルギーに留学していたことすら知らなかったのだ

姿が見えずとも
そこにいるとわかる
カメムシよ
お前はすごいやつだな
22/04/24 18:00更新 / あまねクロニクル



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c