ポエム
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クリアしていく


ようやく吹っ切れた気がする

生きるってさ
少なくとも僕みたいなごく一般人にとっては
もうどこまでも自己満足的なものなんだ

そう確信(?)したのは掃除している折りのことで
それこそ初めてなんじゃないかって思うんだけど
気づけば自分に
"よーし、あとちょっと頑張れば詩を書いていいぞ!"
って
そう語りかけてたんだな
 
そもそも今日は会社の公休で
通院に買い出しと
有効活用という名の下に動き回っていて
でも帰ったら帰ったで今度は 
ちょっと多めに買ったイチゴの石けん洗剤洗いが待っていた

なんで休みやのにこんなに忙しいの?と
イチゴ洗いをひいひい言いながら終わらせると
次は足の踏み場もないくらいに散らかった部屋の整理整頓

もうカオスすぎてうんざりした
でもそれが功を奏したんだね
そのお蔭で僕は半ば本能のように自分を励ましていた

そうしてキリがついたとき
満ち足りた等身大の誇りみたいなものをジンと感じた
少なくとも自分は
やるべきことをやっている


仕事ではもっと目が回るように忙しいけれど
やることが決まってるから案外楽だったのかもな

きっと
人生イコール
日々のあれこれを一つずつクリアしてくこと
そして大切な女(ひと)と
親愛にかつ敬い合うよに語らうこと

バカでかい夢ばかり見て
そうして足元を疎かにし続けてきた

いまようやくにして
一歩一歩あゆむことの楽しさを知る

そのこと自体を明日へと架ける
キラキラ光った
夢にするように



25/05/28 18:40更新 / はちみつ



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