泣き腫らしたあの娘(こ)の薔薇色の
純真さのうち仄かな邪気秘めた娘(こ)牛の
産地5月プラットホーム量産型(ファッション)の
黒いリボンそれなりにせわしない人流れのなか(人流れから)彼女護りて→
→僕のアパート、タム・ラム・タ・ラ(ベトナム語で"ごちゃごちゃ")
たらこ唇おにいやん(僕のこと!)
どデカいメス牛海原を飛び、薄緑色の
カーテンもしも開けたらセピア色の風→
→凛とした、
だけど40半ばの"お姉さん"
深紅のカーペットの上を
月に照らされ歩き来たる
胸はないけど女豹のような腰つきしていてリン(!)、
鈴の音(ね)が、
そっと響けばそいつ(彼女)へさざ波、
ヒタヒタと、
歩み来て歩み来たりて、あるときには、
秋口の澄み渡るような朝を抜く、
登山の折りのよなカッコウで歩んでキタ
まるで胸中の地図の、
遥か北の方からあいつは。
蕾のようなあの胸には、
海獣の香りが詰まっているよう。→
→ハラハラと、
泣き腫らしたあの娘(こ)の薔薇色の頬。
中ガッコウ
春校舎のアスファルト散り桜一面
お世辞にも可愛いとは言えない毛虫踏んづけないように歩いた→
→ハリウッドの映画女優が"あそこ"をもしも歩いたなら…
ほんのりポカポカ4月の陽射し
一対白桃男子のヨダレ