空に神話の生まれる季節
夏
それは空に神話の生まれる季節
入道雲の奥には豪奢な神殿があり
槍を手にした気高き乙女が白馬で"白き大地"を駆け回る
この地上で僕たちも負けじと生きてるよと
仰ぎ見るほどに頬を撫でるは凛々しい大"気"
そうやって君を目一杯
僕はこの胸の奥まで吸い込もう
やがてうら寂しい晩秋になっても僕は
彼女のように凛々しい足取りで大地を踏みしめて行こう
厳しい冬の予感にもめげないぞと
瞳の奥に勇"気"湛えて
そうしてまた緑が芽吹き始めれば
君に会うのはもうすぐのサイン
この夏もそんな風に巡ってきたのだと思うと
僕はなかば武者震いしたようになった
しっとりと雨水に濡れていた
あの日の儚い散り桜
それは果てない入道雲の世界への
静謐で哀しい入り口だったのだ
それにしても風があったかい
それは空に神話の生まれる季節
入道雲の奥には豪奢な神殿があり
槍を手にした気高き乙女が白馬で"白き大地"を駆け回る
この地上で僕たちも負けじと生きてるよと
仰ぎ見るほどに頬を撫でるは凛々しい大"気"
そうやって君を目一杯
僕はこの胸の奥まで吸い込もう
やがてうら寂しい晩秋になっても僕は
彼女のように凛々しい足取りで大地を踏みしめて行こう
厳しい冬の予感にもめげないぞと
瞳の奥に勇"気"湛えて
そうしてまた緑が芽吹き始めれば
君に会うのはもうすぐのサイン
この夏もそんな風に巡ってきたのだと思うと
僕はなかば武者震いしたようになった
しっとりと雨水に濡れていた
あの日の儚い散り桜
それは果てない入道雲の世界への
静謐で哀しい入り口だったのだ
それにしても風があったかい