わたしの背を見つめる雪
このいまも、わたしの背を見つめるように降り続けている雪。その雪たちがわたしの日々に頷いてくれている。それでいいんだよ―そう静かに、厳かに、優しく。
暗い空へと昇っていく白い息は、生きている証。毎日毎日、眩いばかりの努力をしてるわけじゃない。でもこの両足で、たしかにひたむきに歩いてる。純白の雪のようにまっさらな明日という日を、いつもこの黒い瞳に宿しながら。
こんなにも寒いのに、あの鳥は梢で朗らかな歌をうたっている。その音色が大気に染み渡るといよいよ静寂は深まって、わたしは家々の間の道を遠き日々へと歩いていく。
暗い空へと昇っていく白い息は、生きている証。毎日毎日、眩いばかりの努力をしてるわけじゃない。でもこの両足で、たしかにひたむきに歩いてる。純白の雪のようにまっさらな明日という日を、いつもこの黒い瞳に宿しながら。
こんなにも寒いのに、あの鳥は梢で朗らかな歌をうたっている。その音色が大気に染み渡るといよいよ静寂は深まって、わたしは家々の間の道を遠き日々へと歩いていく。