ポエム
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穏やかな春風にさえ哀しみを
つぶらだった瞳に朝露を思い
一つ一つ置くようだった優しげな語り口に
緩やかに夏風に揺れる小さな緑を思う

僕たちは再び出逢えないだろうか
そんな夏の朝の草原で
ただ2人歩み合うようにして

穏やかな春風にさえ哀しみを感じながら
僕は遠く希望を見やるように目を細める
いまでは淡くなってきている
去り際のあなたのあの笑顔を
それでもこの胸にしかと咲かせながら
21/05/05 11:49更新 / 桜庭雪



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