日中ずっと1人にしてごめんね
墓石の上の黄色い葉を
そっと摘まんでのける
弱く淡い日射しに
肌寒い風
あわただしい冬支度を
大地がおっぱじめているよう
いっそのこと冬になればいいのにねと
わたしはあなたに苦笑いする
雪の毛布にくるまれたあなた
きっとよく似合うだろうな
気持ちよく眠れるだろうな
でも牡丹雪しか友達がいないのだと思うと
急にすべては侘しさで覆われたかのようで
さみしかったろう
本当に
さみしかったろう
日中ずっと1人にしてごめんね
朝しか散歩に行ってあげられなくってごめんね
お母さんと小さな小さな頃に引き離されて
あなたはずっと1人だった
家族も友達もいなかった
僕が家に帰ると
あなたは僕に憤るように激しく鳴いた
僕が近寄っていくと
あなたは檻から飛び出さんばかりに跳ねた
しばらく撫でてやるとあなたは静かになったけれど
部屋へと戻る僕を哀しそうな目で見てたよね
僕はもう
あんなに苦しそうなあなたを見たくない
あんなに哀しそうなあなたを見たくない
だから神様
どうか彼女に夢を見させてあげてください
母親の温かい舌に舐められ
兄妹や友達と追いかけっこをして
そして優しい飼い主に愛される夢を
そっと摘まんでのける
弱く淡い日射しに
肌寒い風
あわただしい冬支度を
大地がおっぱじめているよう
いっそのこと冬になればいいのにねと
わたしはあなたに苦笑いする
雪の毛布にくるまれたあなた
きっとよく似合うだろうな
気持ちよく眠れるだろうな
でも牡丹雪しか友達がいないのだと思うと
急にすべては侘しさで覆われたかのようで
さみしかったろう
本当に
さみしかったろう
日中ずっと1人にしてごめんね
朝しか散歩に行ってあげられなくってごめんね
お母さんと小さな小さな頃に引き離されて
あなたはずっと1人だった
家族も友達もいなかった
僕が家に帰ると
あなたは僕に憤るように激しく鳴いた
僕が近寄っていくと
あなたは檻から飛び出さんばかりに跳ねた
しばらく撫でてやるとあなたは静かになったけれど
部屋へと戻る僕を哀しそうな目で見てたよね
僕はもう
あんなに苦しそうなあなたを見たくない
あんなに哀しそうなあなたを見たくない
だから神様
どうか彼女に夢を見させてあげてください
母親の温かい舌に舐められ
兄妹や友達と追いかけっこをして
そして優しい飼い主に愛される夢を