わたしは航海士
オレンジの香りに 海を感じ
羽つきのペンを持つと 航海士になった気分
あの港には綺麗な花が飾られた家々が、ずらりと並んでいるんですって。わたしは目を輝かせて、次の目的地を決める。
地図には行った港や町が黒く塗られている。でもそれはまだまばら。わたしはこれから、この広い世界のどこにでも行けるんだと思うと、胸のなかに住まう管弦楽隊が歓喜の音色を奏でてくれる。
さあ、舟の準備をしよう。いつも気を引き締めて、抜かりなく準備するわたしは騎士でもあるようだと、今度はペンを剣に見たててみると、頬が研ぎ澄まされた心地がした。
きらびやかな服を新調しようか、かっこいい帽子があったら素敵だな。休憩にはやっぱり紅茶だろうか・・・。
そうしてわたしは夢見る。淡い日射しのうららかな午後に港町の公園で、家々に飾られた幾万の花々を眺めながら、航海日記にこの羽のペンで一行目を書きつける、その甘い甘い瞬間を。
羽つきのペンを持つと 航海士になった気分
あの港には綺麗な花が飾られた家々が、ずらりと並んでいるんですって。わたしは目を輝かせて、次の目的地を決める。
地図には行った港や町が黒く塗られている。でもそれはまだまばら。わたしはこれから、この広い世界のどこにでも行けるんだと思うと、胸のなかに住まう管弦楽隊が歓喜の音色を奏でてくれる。
さあ、舟の準備をしよう。いつも気を引き締めて、抜かりなく準備するわたしは騎士でもあるようだと、今度はペンを剣に見たててみると、頬が研ぎ澄まされた心地がした。
きらびやかな服を新調しようか、かっこいい帽子があったら素敵だな。休憩にはやっぱり紅茶だろうか・・・。
そうしてわたしは夢見る。淡い日射しのうららかな午後に港町の公園で、家々に飾られた幾万の花々を眺めながら、航海日記にこの羽のペンで一行目を書きつける、その甘い甘い瞬間を。