ポエム
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時の回廊
僕は時の回廊を行く
遥かなる水色の空に掛かった橋のような

四方の壁には
過去や未来が万華鏡

それが過去というだけで
良くも悪くも重たいけれど
ときどきバニラアイスみたいに甘い

いつも輝いてるとはかぎらないけど
それが未来というだけで
この胸は凛とした気分に満ちる



やがて過去になるこの今は
未来の回廊を行く自分にどう映ってるんだろう?

今の自分が未来の壁に映っている

綺羅星のように光る
夢と消えゆくだろう幾千の願いも



なんとしても掴もう
あの一等星を

それだけ掴めばいい
この皺が刻まれてきた手で

そして彼方の大地へと降りて
そこで共に生きよう
21/02/26 08:23更新 / 桜庭雪



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