君の好きだった場所
都会でも田舎でもないそんな住宅街にある
少し古ぼけた居酒屋
きっと学生向けなんだろう焼き鳥なんか税込二桁だ
年上の君はそんな所でも喜んでくれた
あの頃はお金がなかった
だから高級な料理なんて食べさせてあげられなかった
君は高いものよりも私の好きなものがいいと言った
そんな君がどうしようもなく愛おしかった
君と離れてお金もある今はどんなものでもご馳走できる
けれども今君はここにいない
一つ、やっと一つ掴んだのに
もう一つは手放してしまった
少し古ぼけた居酒屋
きっと学生向けなんだろう焼き鳥なんか税込二桁だ
年上の君はそんな所でも喜んでくれた
あの頃はお金がなかった
だから高級な料理なんて食べさせてあげられなかった
君は高いものよりも私の好きなものがいいと言った
そんな君がどうしようもなく愛おしかった
君と離れてお金もある今はどんなものでもご馳走できる
けれども今君はここにいない
一つ、やっと一つ掴んだのに
もう一つは手放してしまった