ポエム
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君の好きだった場所
都会でも田舎でもないそんな住宅街にある
少し古ぼけた居酒屋

きっと学生向けなんだろう焼き鳥なんか税込二桁だ
年上の君はそんな所でも喜んでくれた

あの頃はお金がなかった
だから高級な料理なんて食べさせてあげられなかった

君は高いものよりも私の好きなものがいいと言った
そんな君がどうしようもなく愛おしかった

君と離れてお金もある今はどんなものでもご馳走できる
けれども今君はここにいない

一つ、やっと一つ掴んだのに
もう一つは手放してしまった
20/04/29 05:54更新 / 1人



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