夏の終わりに見た蜉蝣
駅で楽しそうに笑ふアベックを見ながら
私は夜の街へ向かう
今はあなたの知っている私ではない
ふと、どうしたらあのアベックみたいに
普通のカップルのように
街を堂々と歩けたのだろうか考える
朝方一人部屋に帰る私の前を
妖精のような蜉蝣が横切る
その妖精を見ていたのは私一人
この世で私だけが見ていた
儚く美しい妖精は私の前から消えた
残ったのは私一人
私は夜の街へ向かう
今はあなたの知っている私ではない
ふと、どうしたらあのアベックみたいに
普通のカップルのように
街を堂々と歩けたのだろうか考える
朝方一人部屋に帰る私の前を
妖精のような蜉蝣が横切る
その妖精を見ていたのは私一人
この世で私だけが見ていた
儚く美しい妖精は私の前から消えた
残ったのは私一人