ポエム
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手紙
六畳一間の寂しきに
カーテンの隙間から
一辺20cmの 月がさしこむ




私の気づかぬうちに
月は満月を少し過ぎていて
カーテンの向こう側の 私に呼びかけている


2024年 東京の夜空に
月は私だけを見ていて
お互い半端者だよな、と 音もなく語りかける




私もお前も 満月になれず
夜に孤独を 持て余している
けれどお前は 光っていて
私の照らせぬ 世界を照らせる


けれどお前は 私を見つけて
一辺20cmの 手紙を寄越したのだ




六畳一間の寂しきに
カーテンの隙間から
お前は私を救ったのだ
24/07/24 00:31更新 /



談話室



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