手紙
六畳一間の寂しきに
カーテンの隙間から
一辺20cmの 月がさしこむ
私の気づかぬうちに
月は満月を少し過ぎていて
カーテンの向こう側の 私に呼びかけている
2024年 東京の夜空に
月は私だけを見ていて
お互い半端者だよな、と 音もなく語りかける
私もお前も 満月になれず
夜に孤独を 持て余している
けれどお前は 光っていて
私の照らせぬ 世界を照らせる
けれどお前は 私を見つけて
一辺20cmの 手紙を寄越したのだ
六畳一間の寂しきに
カーテンの隙間から
お前は私を救ったのだ
カーテンの隙間から
一辺20cmの 月がさしこむ
私の気づかぬうちに
月は満月を少し過ぎていて
カーテンの向こう側の 私に呼びかけている
2024年 東京の夜空に
月は私だけを見ていて
お互い半端者だよな、と 音もなく語りかける
私もお前も 満月になれず
夜に孤独を 持て余している
けれどお前は 光っていて
私の照らせぬ 世界を照らせる
けれどお前は 私を見つけて
一辺20cmの 手紙を寄越したのだ
六畳一間の寂しきに
カーテンの隙間から
お前は私を救ったのだ