色即是空
月夜の静寂(しじま)に想う遠き日
朏魄(ひはく)にかかる暈(かさ)はない
月並みな言葉を御託に並べ
苦い残滓(ざんし)で花弁を濡らす
輪郭のない面影に
もう触れられぬ温かさ
驟雨(しゅうう)にかかる傘はない
本音と建前 その狭間で
信じたいものを信じる強さよ
愛しさもたらす愛(かな)しさに
人生はすべからく甘苦い
明けぬ夜はなき 飽きぬ世はなし
褪せぬことなく
いずれ連れるは 咲く花弁
紫煙に酔いしれ落ちる灰は
涙のように
踵を返した丑三つ時の
遠き君は 副流煙
朏魄(ひはく)にかかる暈(かさ)はない
月並みな言葉を御託に並べ
苦い残滓(ざんし)で花弁を濡らす
輪郭のない面影に
もう触れられぬ温かさ
驟雨(しゅうう)にかかる傘はない
本音と建前 その狭間で
信じたいものを信じる強さよ
愛しさもたらす愛(かな)しさに
人生はすべからく甘苦い
明けぬ夜はなき 飽きぬ世はなし
褪せぬことなく
いずれ連れるは 咲く花弁
紫煙に酔いしれ落ちる灰は
涙のように
踵を返した丑三つ時の
遠き君は 副流煙