ポエム
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人生論
街が眠る夜
私は独り
夢を見たい

心拍が一直線に向かおうと
世界は今日も一緒くた

いてもいなくても
何も変わらない世界線で
輪廻を営み続ける無意味さは
月がただ沈んでいく様子を見ているよう

隣の花は赤々と
瑞々しく陽を浴びて
私の花は
何一つと劣っている

自尊心の残滓
暗澹なラストノート
命を千切りに
私は自分を愛したい

満ちては欠けゆく月のように
一長一短織りなすもの
酸いも甘いも味わおうぞ

他の誰でもない
私はひとり
夢を見た

一番明るい夜明け前
21/05/02 14:00更新 / 葉月



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