いろどり
それは蜃気楼の姿
夏の青がよく似合う
ビー玉みたいな目に奪われた
頬が薄紅色に咲いたなら
滴る汗と 波打つ鼓動が
走る夏へと駆け出した
それは摩天楼の存在
真白から始まった二人の旅路に
広がる茜の淡い濃い
歩幅を合わせた影が揺れ
染まりきれない群青に溶けてゆく
メトロノームの会話が響く
長月の暮れ
それは確かな高揚
紅葉したもみじが道途に
広がる茜の淡い恋
重い二重瞼の水晶に
自分が映っていなくとも
脳裏にうつる久遠の時
関係性はキャンディだ
口に含めば
ふわりと溶けて消えてゆく
ゆっくり味わうか噛み砕くか
選べるのはその速さだけ
溶けてしまえばもういない
冬を迎える
吸収された糖とともに
夏の青がよく似合う
ビー玉みたいな目に奪われた
頬が薄紅色に咲いたなら
滴る汗と 波打つ鼓動が
走る夏へと駆け出した
それは摩天楼の存在
真白から始まった二人の旅路に
広がる茜の淡い濃い
歩幅を合わせた影が揺れ
染まりきれない群青に溶けてゆく
メトロノームの会話が響く
長月の暮れ
それは確かな高揚
紅葉したもみじが道途に
広がる茜の淡い恋
重い二重瞼の水晶に
自分が映っていなくとも
脳裏にうつる久遠の時
関係性はキャンディだ
口に含めば
ふわりと溶けて消えてゆく
ゆっくり味わうか噛み砕くか
選べるのはその速さだけ
溶けてしまえばもういない
冬を迎える
吸収された糖とともに