黒薔薇
「幸せにする」っていう
不確かな言葉が嫌いだ
人間は勝手に幸せにも
不幸にもなるのだから
「冗談だよ」っていう
ずるい言葉が嫌いだ
その冗談を
水に流すことができないのだから
信じたいから疑って
愛したいから傷つける
失いたくないものばかり失って
大事なものを見失う
自分を想う思いの強さで
同じくらい苦しんでほしい
優しさに漬け込んだ
我儘な嘘を垂らす
大切にしたいのにできない
傷つけ合う僕らは不器用だった
疲れ果てた僕らは
慰め合うように月夜に眠る
俯瞰しているようで盲目で
大切なものはすぐそばにある
傷つけるのも慰めるのも
あなたしかいないのだから
目から溢れた水晶が
ネオンライツに照らされて
二人の体温とともに
夜風に吹かれて溶けていった
不確かな言葉が嫌いだ
人間は勝手に幸せにも
不幸にもなるのだから
「冗談だよ」っていう
ずるい言葉が嫌いだ
その冗談を
水に流すことができないのだから
信じたいから疑って
愛したいから傷つける
失いたくないものばかり失って
大事なものを見失う
自分を想う思いの強さで
同じくらい苦しんでほしい
優しさに漬け込んだ
我儘な嘘を垂らす
大切にしたいのにできない
傷つけ合う僕らは不器用だった
疲れ果てた僕らは
慰め合うように月夜に眠る
俯瞰しているようで盲目で
大切なものはすぐそばにある
傷つけるのも慰めるのも
あなたしかいないのだから
目から溢れた水晶が
ネオンライツに照らされて
二人の体温とともに
夜風に吹かれて溶けていった