ポエム
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肌のしらべ
分かるよ
君の肌が教えてくれる
今、君は誰かを思い浮かべていることも
今日、僕より先にこの肌に触れた人のことも
ベッドの上でお互いのリズムがズレている
思わず僕は気が付かないふりをやめてしまう

君の中にはまだ彼のメロディが流れていて
僕はそこに音をのせる
これは僕の意地であり君への嫌がらせで彼への嫉妬だ
ベッドの上で強く乱暴に感情のままに奏でる
ジャックにシールドを差し込んで
ギターを叩き割るように弾く
アンプを蹴り飛ばし倒す
出力を最大にして魂を込めて君が気を失うまで弾き続ける

曲が出来上がる頃には三人で曲名でも決めるのだろう
その時は実際に三人で演奏をするんだ
君の肌が教えてくれるまで
25/02/12 20:16更新 / adieuadieu



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