彼女のため息
夕食後、部屋でだらだらと過ごしている時に彼女がため息をついた
ため息は僕を乗せて窓の外へ運んで行く
彼女のため息は僕を空へ空へと運んでいく
雲を越えて大気を超えて青い地球を後にして
彼女のため息は僕を遠くに飛ばしていく
月が見える
地球で見るよりとても大きい月が見える
月の丘の上に狼がいた
真っ白な狼が僕を見ている
彼女のため息に乗った僕に
真っ白な狼は「こんばんは」と言ってくれた
僕も「こんばんは」と言った
狼は白い兎を追いかけている
彼女のため息は僕をどこまで連れて行くのだろうか
彼女に挨拶もせずに出てきた事に気が付いて
「どうしたのー」と大声で聞いてみた
「覚えてないよー」と帰ってきた
ため息は僕を乗せて窓の外へ運んで行く
彼女のため息は僕を空へ空へと運んでいく
雲を越えて大気を超えて青い地球を後にして
彼女のため息は僕を遠くに飛ばしていく
月が見える
地球で見るよりとても大きい月が見える
月の丘の上に狼がいた
真っ白な狼が僕を見ている
彼女のため息に乗った僕に
真っ白な狼は「こんばんは」と言ってくれた
僕も「こんばんは」と言った
狼は白い兎を追いかけている
彼女のため息は僕をどこまで連れて行くのだろうか
彼女に挨拶もせずに出てきた事に気が付いて
「どうしたのー」と大声で聞いてみた
「覚えてないよー」と帰ってきた