待人来ず
無意味にサングラスをかけてみる
薄く青い世界はテレビの中のようである

待人来ず
花を眺めてみる
紫陽花は色々な色をしている
変わった形もあったりする
欠けたものもあったりする

待人来ず
後一口の炭酸水を眺める
飲もうか迷うがそのままにしてみる
きっともうぬるいはず

待人来た
ごめんねと隣に座る
笑顔が可愛い僕の彼女
僕も今来たとこだよと言っている
良かったとまた笑う僕も笑う

何でサングラスかけてるの？と笑ってる
僕も笑って答えられない
彼女の髪が濡れている