ポエム
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バイオリンおじいさん
毎朝のように駅の前でバイオリンを弾く
おじいさんがいる
通勤通学の忙しい時間
各々が眠い目を擦って足早に向かう中
急いでるおじさん同士がお見合いをして
舌打ちを交わす最中に
バイオリンの音色が駅を包む
ヨーロッパにでもいる気がする
物語の中に入ってしまった気がする
誰も何も言わないけど
見る素振りもしないけど
バイオリンおじいさんにいいねを送っているはず
素敵な朝をありがとうございますと

もしくは、僕にしか見えない神様なのか
25/03/06 05:22更新 / adieuadieu



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