咲かない小指
いくらか生き血をたらしてきた
あなたの頬を紅く染めるため
抱かれても 口づけされても
残るのは戸惑いだけ
溢れるほどの愛を唄うけれど
あなたの温もりが見つからない
脳からしたたる甘い蜜が
また私を連れ去ってゆく
ふたりに課したいつかの小指は
まだ咲かない
あなたの頬を紅く染めるため
抱かれても 口づけされても
残るのは戸惑いだけ
溢れるほどの愛を唄うけれど
あなたの温もりが見つからない
脳からしたたる甘い蜜が
また私を連れ去ってゆく
ふたりに課したいつかの小指は
まだ咲かない